平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
邑久町漁協かき祭りについてのお知らせです。
11月23日(土)に予定しておりました邑久町漁協かき祭りの開催を、諸般の事情により中止とさせていただきます。
楽しみにされていた皆様、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしますことを心よりお詫び申し上げます。
なお、殻付きかきの販売は予定通り11月23日(土)より開始いたします。
何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。
10月26日、牡蠣の操業開始を目前に、牡蠣供養を行いました。
牡蠣供養は牡蠣に感謝するとともに、今年度の牡蠣養殖の安全と豊漁を祈願するためのものです。
牛窓神社の神主様にご祈祷頂き、組合長と代表者が玉串をささげ、全員でお祈りしました。
これが行われると、ついに牡蠣のシーズンの開始だ!という感じがします。
そして昨日、10月31日(木)より、かきの水揚げが始まりました。
今年度は台風の襲来により、筏の沖出しが例年より遅れましたが、その後は晴天が続き、遅れを取り戻すことが出来ました。
今年度も美味しいかきを皆さまの元へお届け出来るよう、組合員、職員一同頑張って参ります!
10月29日(火)に玉津地区の漁師さんによる海底耕運が行われました。
海底耕運とは、大きなクワの先に似た器具を取り付けた漁船で、海底を耕すことを言います。
こちらが海底を耕す器具です。
これを漁船のクレーンへ括り付けて、海底に沈めます。
そして器具を沈めた状態で耕運範囲内を漁船で進んでいくと……。
このように、海底に溜まっていたロープなどのゴミが器具に引っかかり、引き揚げられます。
引き揚げた海底ゴミは回収して、分別し、廃棄しました。
海底耕運にはゴミを回収するだけではなく、海底を耕すことによって、水質、底質を改善する狙いがあります。
海底の堆積物を攪拌し、酸素を供給することで、生物の住みやすい環境を整え、豊かな海を守っています。
今日は6月に採取したアマモの種を蒔きます。
前回と同様に、おかやまコープ組合員さん、JA全農岡山と県水産課の職員の皆さんで行いました。
前回は海で採取したアマモを袋に詰めて、筏に吊ったところまで行いました。
今回はその袋を回収してきて、その中からアマモの種の不純物を分けて、海に種を蒔く作業です。
まずは簡単な説明から。
使用するのはプラスチックの箱とザル、そして回収したアマモの袋です。
箱とザルを重ねて、その中に中身を入れます、
6月に採取したアマモが四ケ月でこの様な状態に、
この中にアマモの種が隠れています。
ポンプから汲み上げた海水を箱の中に入れ、手でよく揉みほぐし、ザルの目から種を落とします。
ザルを外して泥水を捨て、アマモの種を残します。
この作業を繰り返すと
このように透き通った海水の中に種が残ります。
それでは作業スタートです!
今日も漁師の方々がポンプ付きの船とともに参加してもらっているので、数班に別れて作業します。
子供たちも漁師さんと協力して、または親子で仲良くアマモの種を取り分けています。
おっと、気づけばご近所のワンちゃんも参加?手伝ってくれました。
これで50袋分の種が集まりました!
ちなみに、拡大してみるとこんな感じです。
合計9.4キロ!皆さん、お疲れさまでした。
みんなで取った種は漁協から船で東に進んだ、長島の北東付近に蒔きます。
ここがその地点です、さあ遂に種蒔き職人の登場です!!
まずは素手で、豪快かつ鮮やかに!!
そして最後は箱ごと一気に!!
以上で本日の作業終了です。
それでは恒例の記念撮影で本日はお別れです。
最後に里海米のPR写真も。
前回の7月9日のヨシエビ放流に続き、今回は9月20日に行ったオコゼ放流の報告です。
今回のオコゼの稚魚の育成場は瀬戸内市牛窓町鹿忍、西脇海水浴場の隣にある水産研究所。
お天気も良く、絶好の放流日和となりました。
さあ、研究所の生産棟に突撃取材スタートです!
秘密の水槽を覗いてみると……。
そこには大量のオコゼの稚魚が!
水槽から稚魚を掬い上げ、ビニール袋へと移ってもらいます。
稚魚を育成してくださった水産研究所の職員さんたちがお別れのエアーを注入。
放流までの間、オコゼさんたちは酸素たっぷりの袋の中で待機してもらいます。
合計8袋を漁協の軽トラに積み込んで虫明に戻ります。
漁協に戻ると、袋を船に移して放流場所へ出発!
今回は居合わせた笑顔の素敵な漁師さんたちが、オコゼさんたちの新たな旅立ちを見送ってくれました。
この日は8袋のオコゼを三カ所に放流します。
こちらが目的地の一つである木島です。
上の写真の通り、木島の岸周辺は岩場が多く存在します。
岩場周辺はオコゼの稚魚にとっては隠れ場所が多く、安全に成長しやすいため、放流地点として非常に適しています。
さあ、放流開始!
完璧なリリースです。
海に帰ってきたオコゼたちが気持ちよさげに泳いでいます。
他の二カ所でも無事に稚魚とお別れし、オコゼの放流は終了しました。
漁協へと戻る途中、長島大橋の下を潜り抜けました。
船上から仰ぎ見る青い空に青い橋。秋晴れが美しい最高の景色です。
橋を抜けて少し進むと、沖出し中の漁師さんたちの船を発見しました。
沖出しとは、カキ養殖における非常に重要な工程の一つです。
昨年の冬から育成し今年出荷するために残しておいた筏や、今年の春に種付けして稚貝を吊るした筏を、穏やかな湾の中から餌の豊富な沖へと移動させることを言います。
毎年9月から10月にかけて襲来する最後の台風に注意しつつ、慎重に時期を決めて行います。
筏を沖へと移動させるために、大きな船が数隻同時に動くので、虫明のカキ養殖にとっては一大イベントとも言えます。
というわけで、漁師さんたちに協力してもらい、春に種付けしたカキの稚貝の育成具合をチェック。
半年足らずでこんなにも大きく成長していました!
稚貝たちは餌が豊富な海域へ沖出しされることでさらに大きくなり、どんどん身を肥やしていきます。
冬にはプリプリの身になったカキと再会できることでしょう。
もう一か月も経てば、今シーズンのカキの生産、出荷が始まります。
どうぞお楽しみに!
8月23日(金)午前8時40分。
豊洲市場正面入口へ到着しました。
さっそくマグロがお出迎えです。
市場内はきれいで、すべての区域に仕切りがあり、温度管理が行き届いています。
こちらは冷凍物市場です。
塩干市場です。
1階、鮮魚市場です。
ここでも市場、売り場が仕切りされており、徹底した温度管理がなされています。
非常に衛生的で、良い意味で市場感がないと思いました。
活魚市場です。
豊洲市場の見学を終え、次はシーフードショー会場へ到着です。
今回のシーフードショーでは邑久町漁協のかき仲買でもあるマルト水産がブース出展しています。
現在邑久町漁協が取り組んでいるMSC認証のブースもあり、楽しみです。
さすがビックサイト、広いです。
こちらがマルト水産のブースです。
メインの近くにあるかなり大きなブースで、多くの人が立ち寄っていました。
こちらがMSCブースです。
色々な商品が認証を受けています。
ascブースも隣合わせで設置されていました。
ascは養殖漁業の認証なので、生産者も真剣に説明を聞いていました。
asc認証の商品もたくさんありました。
コンサルでお世話になっているシーフードレガシーのブースへ訪問。
MSC認証取得に向けた打ち合わせを行いました。
大変有意義な時間になりました。
参事
7月9日(火)本日は岡山県の稚魚放流事業の一環としてヨシエビ放流を行いました。
まずは倉敷市児島地区にある大畠中間育成場へ稚エビを取りに行きます。
邑久町漁協から育成場までの距離、約60km。
朝7時に出発したため、通勤渋滞に巻き込まれながら運転すること約2時間。
9時過ぎにようやく到着です。
こちらが大畠中間育成場。
今回は木箱で3箱分(約65,000匹)いただきました。
稚エビを車に積み、元気なうちにすぐ虫明に戻ります。
帰り道は混んでいなかったのでスイスイ進んで、1時間少々で漁協に戻ってこれました。
11時前に組合の船、虫明丸に稚エビを積み込み、スタートです!
児島から虫明へエビちゃんお引越し作業の途中でまさかのハプニング発生!?
強風を正面から受けたせいで木箱のシートが捲れ、エビたちが船内で脱走劇を繰り広げ始めました!
慌ててエビを回収する職員たち。
そんなこんなありつつ、無事に一つ目の放流地点へ到着です。
各地点に1箱ずつ、計3地点に放流しました。
再びシートが捲れないようにしっかりとエビを守っています。
残り2地点でもエビちゃんを海に放して……
きれいに放流終了です!
……と、思いきや
船の端っこに逃げ遅れたエビちゃんがいました。
寂しそうな顔に別れを告げてリリースしました。
ヨシエビとの別れに涙を堪える職員。
放流初体験の彼の背中は哀愁漂って見えました。
以上、ヨシエビ放流でした。
【追記】
後日漁協の朝の魚市で大きくなったヨシエビが揚がっていました!
今回放流したエビはいつ再会できるでしょうか。
漁場担当