10月15日(木)、本日はカキの試し剥きを行いました。
海域毎に少量のカキを水揚げし、殻を開けてカキの育成状況を確認することで操業開始日を決めていきます。
さて、今年のカキの成長はどんな具合でしょうか。
組合長と参事がドキドキ、そしてハラハラしながら見守ります……。
トップバッターの海域は「北奥」と「内戸」。
どちらも餌が豊富な漁場で、漁師さんたちからの人気も高い海域です。
まずは「北奥」で採取したカキから。
カキを剥いてくださっているのは組合長の奥様です。
手際があまりにも良く、いくら写真を取ってもブレブレに……。
カキの身を見た組合長からは「思っていたよりもイイネ!」とのこと。
今年はカキのへい死も少なさそうです。
お次は「内戸」。
こちらは漁協の職員が剥いていきます。
その途中、職員から「おおっ!?」と歓声が。何事かと見てみると……
なんと!真っ白でプルンとした大きな身が出てきました。見るからにおいしそう!
これには参事も大興奮、思わず記念撮影です。
そうこうしている内に「北奥」のカキを打ち終えた奥様が「内戸」のカキ剥きに参戦。
奥様曰く、「「北奥」よりも「内戸」のカキの方が殻が硬い」とのことでした。
少し休憩を挟んで、お次は「手かげ」と「前泊」のカキを剥いていきます。
ここからはお世話になっている仲買さん方も見学にいらっしゃいました。
奥様が剥いている方が「手かげ」のカキです。
こちらも少し殻が硬い様子。
剥いていると何度か茶色の水が出たようです。
これは海水にカキの餌となるプランクトンが多く含まれている証拠だそう。
じきに大きく育つのでは?と期待が膨らみます。
一方「前泊」のカキ。職員が剥いていきます。
「殻はやわらかめだが身はしっかり入っている」との見解。
身の良しあしを見極めるため、仲買さんたちの鋭い目が光ります。
そして一足先に「手かげ」のカキを剥き終えた奥様も参戦。
剥きながら職員が呟きます。「今年はカニが少ないなあ」
剥き担当の職員の見立てによると、殻にくっついてくる小さなカニが少ない時はカキの身入りが良くなる気がするとのこと。
あくまで一個人の推測であるため真偽の程は不明ですが、今年のカキ操業も希望が持てそうです。
最後に、本日試し剥きした四海域のカキをそれぞれ並べてみました。
今シーズンのカキ操業日が決まり次第、改めてご報告させていただきます。