※今回カメラのレンズが汚れていたため、一部の写真に光の帯が入っています。
あらかじめご了承くださいませ。
10月24日(土)、恒例の牡蠣供養を行いました。
牡蠣と、牡蠣に関わる御霊を鎮め、今シーズンの安全と豊漁を祈願します。
仲買会と漁業者の代表者、漁協の職員が参列しました。
祝詞をあげていただいた後、榊を奉納いたしました。
今シーズンの牡蠣の操業は10月29日(木)より始まります。
漁業者、職員一同、牡蠣への感謝を忘れず励んで参りますので、宜しくお願い致します。
※今回カメラのレンズが汚れていたため、一部の写真に光の帯が入っています。
あらかじめご了承くださいませ。
10月24日(土)、恒例の牡蠣供養を行いました。
牡蠣と、牡蠣に関わる御霊を鎮め、今シーズンの安全と豊漁を祈願します。
仲買会と漁業者の代表者、漁協の職員が参列しました。
祝詞をあげていただいた後、榊を奉納いたしました。
今シーズンの牡蠣の操業は10月29日(木)より始まります。
漁業者、職員一同、牡蠣への感謝を忘れず励んで参りますので、宜しくお願い致します。
10月17日(土)、毎年恒例のアマモの種まきを行いました。
まず手始めに、6月に採取し、袋に詰めて海に沈めていたアマモから種を採取します。
6月の活動についてはこちらをご覧ください。
袋からアマモを取り出すと、こんな具合になっていました。
6月に採取した草の形は見る影もありません。
ここに水を注ぎ、塊をほぐしていきます。
ホースを握っているこの職員、余程今日が楽しみだったのでしょう。
ちょっとした時にカメラを向けるとノリノリでポーズを取ってくれるこのはしゃぎよう。
楽しそうで何よりです。
閑話休題。
塊をもみほぐしたあとはザルを引き上げ、
下の容器に残った泥水の水を捨てていきます。
ザルに残った繊維などは別途回収。
そして容器に再び綺麗な水を入れて、
攪拌し、濁った水を捨てます。
この工程を繰り返すことで
こんな具合にアマモの種が残ります。
ちょっとわかりにくいですね。
二粒ほど取ってみました。
こちらがお目当てのアマモの種。
説明を終えて作業スタートです。
今回は二手に分かれて作業しました。
作業中、ザルの中を見ていたお子さんから嬉しそうな声が上がりました。
何事かと見せてもらうと……
かわいらしい小さなカニがいました。
こういった偶然の出会いも活動の醍醐味の一つだと思います。
そうしているうちにもアマモの種はどんどん集まってきていました。
こちらは集計途中の様子。
和気藹々としつつ、
真剣に取り組んだ結果……
作業時間約1時間。アマモ45袋から10㎏ほどの種を採取しました!
その後、雨脚が強くなってきたため、希望者のみで種まきを行いました。
小雨の中、皆様本当にお疲れさまでした。
風涼しく、秋晴れの空が心地よい10月16日(金)。
本日は裳掛小学校二年生の皆さんが、地域学習「町たんけん」の一環として邑久町漁協へ来られました。
一時間ほどの時間の中で虫明とカキの魅力をたっぷり伝えられるよう、組合長も参事も張り切って準備をしてきました。
二階の大会議室にて社会的距離に気を付けながら授業スタートです。
組合長「皆さんに質問です。カキ、好きな人!」
「「「「「はい!!」」」」」
元気よく手が上がりました。組合長と参事、カメラ担当も思わずにっこり。
もっと好きになってもらえるよう、前日に刷り上がったばかりの虫明カキポップをお配りしてみました。
反応は上々。
生徒さんだけではなく、先生も興味深そうにじっくりと見てくださいました。
それから、カキが育つまでの一連の流れを動画でご紹介。
皆さん興味津々で見てくださいました。
カキの紹介を終えて、質問タイムです。
生徒さん、目をキラキラさせながら次々と質問をしてくれます。
「カキが育つのにかかる時間はどれぐらいですか?」
「一年半から三年ぐらいですかねえ」
「おおーっ」
「あそこに飾ってある写真はなんですか?」
生徒さん、会議室に入った時から気になっていたようです。
「歴代の組合長の写真です」
「一番右の人、見たことあるよ!」
右側の一番新しい写真は、二代前の片山組合長のお写真。
先代の組合長のお写真はただいま準備中です。
まだまだ質問が飛び出してきます。
「カキのせいで魚が怪我したりしませんか?」
「一日何個ぐらいのカキを取ってるんですか?」
などなど……。
矢継ぎ早に飛び出す質問に、回答する組合長と参事も段々熱が入ってきます。
「カキはじっとして動かないけど、魚は障害物を避けて泳げるから多分怪我はしないと思う。カキの方がエイなどに食べられることがあるから、逆にカキの方が怪我をさせられているかも」
「重さだと多い日は15トン。個数で計算すると……大体60万個ぐらいかな」
この答えには生徒さんだけでなく先生からも驚きの声が。カメラ担当もビックリしてしまいました。
「ここではどんな魚がとれますか?」という質問も。
これには岡山県で行われている漁の種類やよく水揚げされる魚などがわかりやすくまとまったパンフレットを見ていただきました。
そうこうしている内に時間となり、最後の質問です。
「一番おいしいカキの食べ方は何ですか?」
これには参事がお答えしました。
「色々な料理があるんですけど、一番のオススメはカキの味噌汁です。ぜひ、試してみてください」
少しでも多くの、虫明とカキの魅力をお伝え出来たでしょうか?
二年生の皆さんにとって実りのある時間となったならば幸いです。
10月15日(木)、本日はカキの試し剥きを行いました。
海域毎に少量のカキを水揚げし、殻を開けてカキの育成状況を確認することで操業開始日を決めていきます。
さて、今年のカキの成長はどんな具合でしょうか。
組合長と参事がドキドキ、そしてハラハラしながら見守ります……。
トップバッターの海域は「北奥」と「内戸」。
どちらも餌が豊富な漁場で、漁師さんたちからの人気も高い海域です。
まずは「北奥」で採取したカキから。
カキを剥いてくださっているのは組合長の奥様です。
手際があまりにも良く、いくら写真を取ってもブレブレに……。
カキの身を見た組合長からは「思っていたよりもイイネ!」とのこと。
今年はカキのへい死も少なさそうです。
お次は「内戸」。
こちらは漁協の職員が剥いていきます。
その途中、職員から「おおっ!?」と歓声が。何事かと見てみると……
なんと!真っ白でプルンとした大きな身が出てきました。見るからにおいしそう!
これには参事も大興奮、思わず記念撮影です。
そうこうしている内に「北奥」のカキを打ち終えた奥様が「内戸」のカキ剥きに参戦。
奥様曰く、「「北奥」よりも「内戸」のカキの方が殻が硬い」とのことでした。
少し休憩を挟んで、お次は「手かげ」と「前泊」のカキを剥いていきます。
ここからはお世話になっている仲買さん方も見学にいらっしゃいました。
奥様が剥いている方が「手かげ」のカキです。
こちらも少し殻が硬い様子。
剥いていると何度か茶色の水が出たようです。
これは海水にカキの餌となるプランクトンが多く含まれている証拠だそう。
じきに大きく育つのでは?と期待が膨らみます。
一方「前泊」のカキ。職員が剥いていきます。
「殻はやわらかめだが身はしっかり入っている」との見解。
身の良しあしを見極めるため、仲買さんたちの鋭い目が光ります。
そして一足先に「手かげ」のカキを剥き終えた奥様も参戦。
剥きながら職員が呟きます。「今年はカニが少ないなあ」
剥き担当の職員の見立てによると、殻にくっついてくる小さなカニが少ない時はカキの身入りが良くなる気がするとのこと。
あくまで一個人の推測であるため真偽の程は不明ですが、今年のカキ操業も希望が持てそうです。
最後に、本日試し剥きした四海域のカキをそれぞれ並べてみました。
今シーズンのカキ操業日が決まり次第、改めてご報告させていただきます。
邑久町虫明の牡蠣を世界へ
邑久町漁業MSCチーム、邑久町漁業協同組合、株式会社マルト水産、イオンリテール株式会社
岡山県東部にある邑久町の牡蠣漁業の継続と消費量を回復させるためにMSC認証取得に挑戦。
2019年12月に牡蠣漁業としてはアジア初、垂下式漁業としては世界で初めてMSC認証を取得しました。
加工、流通、小売連携、消費者と地域社会の十分な意識と理解により生産現場の取り組みが推進されることを示した好例となりました。
第2回ジャパン・サステナブルシーフード・アワードのチャンピオンは、持続可能な水産資源の活用を考えるフラグシップ・イベント、東京サステナブルシーフード・シンポジウム(以下、TSSS)2020期間中の11月6日(金)18:00(予定)にて発表されます(オンライン)。
TSSSは国内外から水産に関わる企業、NGO,研究機関などの専門家が集まり、水産業のサステナビリティを議論し、参加者とともに考えるイベントです。
今年は「ニューノーマル時代のサステナブル・シーフードとブルーエコノミー ~食・魚・経済を守る~」テーマに、これからの水産業のあり方を考えます。
邑久町漁協の取り組みも含め、持続可能な水産資源の活用に役立つ事例や視点が紹介されますのでぜひファイナリスト授賞式の取材も合わせてお願いいたします。
〈東京サステナブルシーフード・シンポジウム詳細・参加申し込みはこちら)
https://sustainableseafoodnow.com/2020/
期間:2020年11月4日(水)~6日(金)、9日(月)~11日(水)(全てオンライン)
主催:株式会社シーフードレガシー、日経ESG
参加費:無料
申し込みは↓
邑久町漁協ではMSC認証の環境保全活動の一環として、スナメリの生態調査を行っています。
10月2日(金)、この日は岡山理科大学の亀崎教授と研究室の皆さん、そして山陽新聞の記者をお迎えして、スナメリの調査を行いました。
スナメリとはイルカの特徴を兼ね備えた小型鯨の一種で、背びれがないのが特徴です。
近年人間活動の影響によって減少傾向にあるとされ、絶滅危惧種の一種として認定されています。
スナメリの生態にはいまだ謎が多く、定期的な調査を行うことによって、カキ養殖がスナメリの生態に悪影響を及ぼしていないかを調べています。
以下、調査に同行した組合長のレポートとともにお送りします。
キレイな朝日。風も穏やかです。
二艘の船で漁場へ向けて出航です。
岡山理科大学生物地球学部動物自然史研究室の若松さんがドローンで上空からの撮影開始。
まだ薄暗い西の空へと発進!
タブレットで上空からの様子を確認します。
スナメリ待機中の漁場での一幕。その笑顔は、なに?
遂にスナメリ発見!!みんなくぎ付け!思わず声が!!
帰りの船はスナメリ話で大盛り上がりでした。
今回は漁協の定期的な放流活動の様子を二本まとめてお送りします。
9月8日(火)、今年二度目のヨシエビ稚エビ放流を行いました。
放流当日、いつものベテラン職員が不在だったため、なんと、組合長が稚エビを受け取りに行ってくださいました。
こちらが漁協に戻ってきた直後の組合長。
軽トラの荷台に稚エビたちが載っています。
船に積み込み、放流地点へ。
気持ちの良い晴天の下、いよいよ稚エビの旅立ちです。
いつの日か大きくなったヨシエビたちと再会できることを願いつつ、放流を終えました。
そして9月24日(木)にはオコゼの稚魚を放流しました。
こちらは度々お世話になっている牛窓水産研究所。
ビニール袋に海水と稚魚とたっぷりの酸素を入れてもらい、
軽トラに積んだタルに入れ、稚魚たちが元気なうちに漁協へと戻ります。
そして出航。
今回、三か所で放流を行いました。
そのうちの一か所がこちら。
この日はあいにくの曇り空でしたが、海は穏やか。
稚魚たちが衰弱しないうちに手早く放流していきます。
大きくなあれと祈りつつ、他の二箇所でも放流しました。
さて、その帰り道のこと。
虫明の恒例行事(?)である筏の沖出しに遭遇しました。
沖出しとは、カキの養殖筏を船で引っ張り、穏やかな虫明湾内からエサの豊富な漁場へと移動させることを言います。
カキを吊り下げた筏を移動させるために、一つの筏に対して複数の大型漁船が同時に動くことになります。
カキの身入りがよくなる10月に向けてエサが豊富な沖合へと筏を移動させることで、ふっくらと肥えた美味しいカキに育ちます。
もう一か月もすればカキの生産、出荷が始まります。
今シーズンも良質なカキをお届けできるよう、生産者、職員一同頑張って参ります!