邑久町漁協職員ブログ

岡山県瀬戸内市邑久町虫明にある邑久町漁協のブログです。

9/22 オコゼ放流

9月22日(水)、本日はオコゼの稚魚放流を行いました。

毎度おなじみ、牛窓にある水産研究所にてオコゼの稚魚を受け取ります。

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酸素たっぷりのビニール袋の中に稚魚がたくさんいます。

虫明まで戻ると、間髪入れずに船へと積み替えて出航!

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こちらは放流前のオコゼの稚魚。

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ヒレの辺りがオレンジ色をしていて、何となくかわいらしいです。

ひとしきり可愛がってから

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いってらっしゃい!

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今回は二か所の地点で放流を行いました。

 

おまけ

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オコゼとはまったく関係ありませんが、ここ最近、虫明ではママカリことサッパが大量に水揚げされています。

岡山名物でもあるこのママカリ。

酢漬けにすると大変美味しくさっぱりといただけます。

是非ご賞味ください!

9/6 ヨシエビ放流

9月6日(月)、本日は三度目のヨシエビ放流を行いました。

こちらは毎回お世話になっている牛窓の水産研究所。

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今回はこのようなタンク容器に稚エビが入っています。

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大きさは小指の長さにも満たないぐらい。

これを受け取り虫明まで戻ります。

 

というわけで、こちらが今回の放流地点。

雲は少々多めでしたが、気持ちの良い天気です!端っこに職員の頭がチラリ。

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早速放流しましょう。今回はホースを使ってのお見送り。

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トラックの荷台からカメラ担当の職員が見守っているのが丸わかりですね。

次はもっと上手に撮影してくれることを期待します。

元気に海へと泳ぎ出した稚エビたちを見送り、今回の放流は終了です。

お疲れ様でした。

8/28 職員坪網漁水揚げ体験

8月28日(土)5:00 漁協前より出港。

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昨年11月より漁協で働く私は、朝市で水揚される魚は見ていましたが、実際の漁は体験したことがなく、野崎さんの船にて今回体験させていただきました。

 

定置網を張っている漁場に行く道中、スナメリに遭遇することができました。

あわてて撮影!!

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自然の中で見るスナメリは初めて。

 

漁協を出てから、沖を船で進むこと約15分から20分くらいのところの浅瀬に漁場があります。

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網が多角的に仕掛けており、多角形状の網から逃げ出す魚を、多角的に屈曲した角々にある網に魚がかかる仕掛けになっています。(上記図参照)

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現在は、魚の入った網には多くの魚は入っておらず、一人で上げることができるくらいの魚しか入っていません。

かつては、一人で網を上げることができないほど多くの魚が網に入っていたそうです、

海の環境が変わり、海から魚が減っていることをまのあたりにしました。

今回の体験から漁師の方が採られた魚が、どのように市場に流れていくのかを理解できました。

8/20 珍しいお客様

8月20日(金)長雨が続く中、漁協の玄関先に珍しいお客様がいらっしゃいました。

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夏の風物詩、カブトムシ!

しかもこのカブトムシ、よく見ると赤っぽいです。

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事務所にお招きして、冷蔵庫にあったゼリーでおもてなし。

カブトムシに詳しい参事曰く、「カブトムシには黒、茶、赤がいて赤は珍しい」とのこと。

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それにしても見れば見るほどに惚れ惚れする角です。

悪天候で気が滅入りそうな中、童心に帰った一日でした。

7/7 クルマエビ放流

7月7日(水)本日は稚エビ放流を行いました。

今回お世話になった育成場は倉敷にある大畠中間育成場です。

片道約60㎞、高速道路を使って往復しました。

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こちらが漁協に戻ってきた直後の様子。

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エビの大きさは40㎜ほど。

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小雨の降る中、船に乗せ換え出航です。

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こちらが一か所目の放流地点。

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かき種を吊った筏がある穏やかな海域です。

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ここでは一箱分を放流。

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海へと元気に飛び出していきました。

 別れを惜しむ間もなく二か所目の放流地点へ。

ここは筏だけでなく、牡蠣の育成をコントロールする抑制棚が設置されています。

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写真の左側にたくさんの棒が立っているのが見えるでしょうか?

こちらが抑制棚の一種で、竹を使って作られています。

竹を使った抑制棚は古くからあり、虫明近辺では『棒立て』と呼ばれています。

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この棒立ての近くで稚エビを放します。

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続いて二箱目

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今回は約67,000尾を放流しました。

7/1ガザミ放流

7月1日(木)本年度二度目のガザミの放流を行いました。

 毎回お世話になっている水産研究所で稚ガニを受け取ります。

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今回放流する稚ガニはこんな感じ。

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前回と比べると少々サイズは小さめ。

酸素たっぷりの袋の中でぷかぷかしています。

これを軽トラに載せ、虫明まで戻り……。

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一か所目の放流地点は波の穏やかな浅瀬です。

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袋の口を開けて、いってらっしゃい。

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旅立ちを見送るベテラン職員の背中がなんとも言えません。

 

続いて二か所目の放流地点。

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波は穏やかですが水深は深め。

こちらでは一思いに

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いってらっしゃーい!

 

今回放流した稚ガニは約50,000尾、大きさは約5㎜でした。

6/24 裳掛小学校かき種付け体験

6月24日(木)この日は裳掛小学校の五・六年生のかき種付け体験がありました。

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二年に一度行われるこの体験学習。例年は漁協の市場で行っていますが、今回は漁師さんの協力の元、洋上で行うことになりました。

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救命胴衣を着用し、組合の船に乗り込み出航です。

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天気は快晴、波も穏やか。

程なくして最初の目的地、かき種を吊るしている筏に到着。

ロープを引き揚げてみると……

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出てきたのはかき種がびっしりと付着したホタテ貝。

生徒さんたちの興味深々な眼差しに、参事の解説にも自然と熱が入ります。

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 かきの育成、虫明の海についての話をしている内に、漁師さんたちの待つ大きな船へと到着。

今の時期は海上での作業が長時間続くため、船には日除けの屋根が張ってあります。

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こちらがかきの種が付着したホタテ貝。

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これをロープのヨリの間に挟んでいくのがかきの種付け作業です。

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漁師さんの手元にご注目、こんな感じ。

説明を終えて作業開始です。

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皆さん非常に手際がよく、一時間ほどで作業が終わりました。

後片付けまで完璧です。

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新品だった手袋も、気付けばあっという間に真っ黒になっていました。

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かき種を挟んだロープはそのまま筏へを吊り下げられました。

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こうするとホタテ貝に付着したかきの種が成長して大きくなり、冬には旬を迎えます。

ご協力くださった漁師さんたち、本当にありがとうございました。

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種付けしたかきが立派に育つことを祈りつつ……

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皆さん、大変お疲れさまでした。

有意義な時間になったならば幸いです。