邑久町漁協職員ブログ

岡山県瀬戸内市邑久町虫明にある邑久町漁協のブログです。

10/28 虫明かき水揚げ開始

本日より虫明かきの水揚げが始まりました!

今年は9月17日から台風の接近もなく、生産漁場に移動させる沖出し作業も順調に進み準備は整っています。

また今年は、秋口から漁場のかきの餌となるプランクトンの量も多く、生育は良く、おいしいかきが出荷できると思います。

年間水揚げ量については、昨年同様約1500トンと予定しています。

 

さて、毎年水揚開始当日は、漁協の職員一同、漁協の近くにあるお社へお神酒を持って参拝します。

f:id:jfoku:20211028095003j:plain

操業開始の挨拶をして、本殿の他、狛犬にもお神酒を献酒。

f:id:jfoku:20211028095158j:plain

忘れず海にも捧げます。

f:id:jfoku:20211028095338j:plain

漁業職員一同、今シーズンも最後まで頑張って参ります。

f:id:jfoku:20211028100028j:plain

 

10/23 牡蠣供養&MSCチーム海岸清掃

10月23日(土)本日は操業前恒例の牡蠣供養を行いました。

f:id:jfoku:20211026155759j:plain

牡蠣と牡蠣にまつわる御霊を鎮め、今シーズンの豊漁と安全を祈願するものです。

漁師の代表者と仲買さん、そして組合長をはじめとした職員が参列しました。

f:id:jfoku:20211027070616j:plain

f:id:jfoku:20211027085809j:plain

今年の操業開始は10月28日(木)からです。

漁業者、職員一同、牡蠣への感謝を忘れず励んで参りますので、宜しくお願い致します。

 

同日、うみもりプロジェクトの皆さんと邑久町漁協MSCチームとで海岸清掃を行いました。

f:id:jfoku:20211027091346j:plain

ペットボトルをはじめとしたプラスチックごみ、空き缶などが目立ちます。

こちらの竹材も筏に使用した漁業ゴミの一種、しっかり回収します。

f:id:jfoku:20211027091700j:plain

こうしてみる結構な量があります。

f:id:jfoku:20211027091447j:plain

竹材以外の流木もテキパキ拾っていきます。

f:id:jfoku:20211027115449j:plain

MSCチームは漁業者の中でも比較的若い人達で構成されているため、力仕事はお手の物。

あっという間に拾った木材たちが軽トラの荷台へと積み込まれ、海岸が綺麗になっていきました。

f:id:jfoku:20211027142138j:plain

うみもりプロジェクトとMSCチームの皆さん、長時間の作業ほんとうにお疲れさまでした。

f:id:jfoku:20211027142403j:plain

 

10/16 アマモ種撒き

10月16日(土)本日はアマモの種まきを行いました。

当日は心配していた雨もなく、無事決行となりました。

f:id:jfoku:20211021112540j:plain

こちらは準備万端で出迎える職員の姿。

漁師さんの協力のもと、船の用意もバッチリです。

f:id:jfoku:20211021120000j:plain

 

開始時間の10時になりました。

f:id:jfoku:20211022091906j:plain

挨拶を終えて作業スタートです!

f:id:jfoku:20211022102033j:plain

手前の麻袋には春に採取して海に漬けていたアマモが入っています。

この中身を

f:id:jfoku:20211022102303j:plain

ザルへと移します。

f:id:jfoku:20211022102658j:plain

水を入れて塊を解し、泥水を捨てます。

f:id:jfoku:20211022103809j:plain

再度水を入れて、浮いてきた軽い種と一緒に泥水を捨てます。これを繰り返すと

f:id:jfoku:20211022104114j:plain

こんな感じで中身が詰まった種だけが残ります。

採取した種はその都度計量し、記録していきます。

f:id:jfoku:20211025074046j:plain

今回採取したアマモの種は約79万粒!

陸での作業を終えたのち、船で採取した種を撒きに行きました。

 

こちらは作業の様子をドローンを使って空から撮影したものです。

f:id:jfoku:20211025151900j:plain

f:id:jfoku:20211025153650j:plain

f:id:jfoku:20211025153729j:plain

f:id:jfoku:20211025153748j:plain

 

参加者の皆さん、長時間の作業お疲れさまでした。

10/14 牡蠣試し剥き

10月14日(木)本日は牡蠣の試し剥きを行いました。

牡蠣の育成状況を見るために、四つの海域から牡蠣を上げてきました。

去年の様子についてはこちらをご覧ください。

jfoku.hatenablog.com

トップバッターは北奥と内戸です。

f:id:jfoku:20211015143020j:plain

f:id:jfoku:20211015143053j:plain

早速開けていきましょう。打ち子を務めるのは職員と組合長の奥様です。

f:id:jfoku:20211016091027j:plain

こちらは北奥の牡蠣。しっかり肥えて、プリップリに見えます。

北奥は特にエサが豊富で、漁師さんからの人気も高い漁場です。

f:id:jfoku:20211016091428j:plain

あっという間に容器いっぱいになりました。

一方こちらは内戸の牡蠣。

f:id:jfoku:20211016092013j:plain

この時期はまだエサが少ないのか、少々物足りないように見えます。

f:id:jfoku:20211016093256j:plain

試し剥きの様子を見守る参事と仲買さんたち。

今年の販売予測に花が咲きます。

 

そうこうしていると第二陣が帰ってきました。

f:id:jfoku:20211016094106j:plain

手かげと下口の牡蠣が積まれています。

f:id:jfoku:20211016095346j:plain

四つの海域の牡蠣が揃ったことで試し剥きも佳境です。

f:id:jfoku:20211016112417j:plain

f:id:jfoku:20211018090438j:plain

手かげと下口の身です。

例年に比べると身入りは上々だそう。
どちらの牡蠣もプルンとして見えました。

f:id:jfoku:20211018094929j:plain

水揚から帰ってきた職員も交え、試し剥きは終始盛況でした。

試し剥きをすると、もうじき操業が始まることを実感し、身が引き締まる思いです。

今年も良い牡蠣をお届けできるよう頑張って参ります。

9/29 ヨシエビ放流

9月29日(水)、本日はヨシエビの放流を行いました。

お世話になったのは、倉敷にある大畠中間育成場。

今回受け取った稚エビは10万尾以上、木箱5つ分です。

f:id:jfoku:20211005141806j:plain

大きさは2~5センチほどの大きさです。

f:id:jfoku:20211005150458j:plain

これらを三つの地点で放流しました。

f:id:jfoku:20211006093953j:plain

ベテラン職員の鋭い目がより良い放流地点を見定め

f:id:jfoku:20211006135712j:plain

いってらっしゃーい!

オマケ

9月下旬に交通安全優良団体として表彰されました。

f:id:jfoku:20211007101114j:plain

これからも励んで参ります。

 

9/22 オコゼ放流

9月22日(水)、本日はオコゼの稚魚放流を行いました。

毎度おなじみ、牛窓にある水産研究所にてオコゼの稚魚を受け取ります。

f:id:jfoku:20210924072634j:plain

酸素たっぷりのビニール袋の中に稚魚がたくさんいます。

虫明まで戻ると、間髪入れずに船へと積み替えて出航!

f:id:jfoku:20210924073727j:plain

こちらは放流前のオコゼの稚魚。

f:id:jfoku:20210924110059j:plain

ヒレの辺りがオレンジ色をしていて、何となくかわいらしいです。

ひとしきり可愛がってから

f:id:jfoku:20210924110446j:plain

いってらっしゃい!

f:id:jfoku:20210924110515j:plain

今回は二か所の地点で放流を行いました。

 

おまけ

f:id:jfoku:20210924111105j:plain

オコゼとはまったく関係ありませんが、ここ最近、虫明ではママカリことサッパが大量に水揚げされています。

岡山名物でもあるこのママカリ。

酢漬けにすると大変美味しくさっぱりといただけます。

是非ご賞味ください!

9/6 ヨシエビ放流

9月6日(月)、本日は三度目のヨシエビ放流を行いました。

こちらは毎回お世話になっている牛窓の水産研究所。

f:id:jfoku:20210909144313j:plain

今回はこのようなタンク容器に稚エビが入っています。

f:id:jfoku:20210909155225j:plain

f:id:jfoku:20210909155309j:plain

大きさは小指の長さにも満たないぐらい。

これを受け取り虫明まで戻ります。

 

というわけで、こちらが今回の放流地点。

雲は少々多めでしたが、気持ちの良い天気です!端っこに職員の頭がチラリ。

f:id:jfoku:20210909160342j:plain

早速放流しましょう。今回はホースを使ってのお見送り。

f:id:jfoku:20210913102333j:plain

トラックの荷台からカメラ担当の職員が見守っているのが丸わかりですね。

次はもっと上手に撮影してくれることを期待します。

元気に海へと泳ぎ出した稚エビたちを見送り、今回の放流は終了です。

お疲れ様でした。