邑久町漁協職員ブログ

岡山県瀬戸内市邑久町虫明にある邑久町漁協のブログです。

12/25 年末年始営業のお知らせ

邑久町漁業協同組合および道の駅黒井山グリーンパーク漁協直売店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
年末年始の営業に関するお知らせです。


邑久町漁業協同組合事務所
2020年12月30日(水)12時まで営業
2020年12月31日(木)~2021年1月3日(日)休業
2021年1月4日(月)8時より営業
※事務所ではかきの販売を行っておりません。ご了承ください。


道の駅黒井山グリーンパーク漁協直売所
2020年12月30日(水)まで営業(かき売り切れ次第終了)
2020年12月31日(木)~2021年1月3日(日)休業
2021年1月4日(月)8時30分より営業
定休日:火曜日

※12月29日(火)は営業いたします。

 電話番号:0869-25-1010

かき商品についてはこちらの記事をご覧ください。

jfoku.hatenablog.com

 

本年もたくさんのお客様にご愛顧賜り、大変感謝申し上げます。
2021年もよろしくお願い申し上げますと共に、皆様のご多幸をお祈りいたします。

邑久町漁業協同組合職員一同

11/6 黒井山直売店リニューアルオープン

11月6日(金)黒井山グリーンパーク漁協直売店

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このたび、牡蠣専門店として

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リニューアルオープンしました!

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今回はリニューアルした直売所での取扱商品についてご紹介したいと思います。

価格はすべて税込み表示となっております。

 

・牡蠣むき身(250g) 500円

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生ものですので、お買い上げ後はお早めにお召し上がりくださいませ。

※写真は開店記念日当日のみの特別価格となっています。

 

・シングルシード殻付き牡蠣(1㎏) 1,400円

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こちらは新商品のシングルシード殻付き牡蠣です。

シングルシードとは、牡蠣を専用のカゴの中で一粒一粒丁寧に育成する方法です。

通常は大量の牡蠣が密集した状態で育ちますが、シングルシードは牡蠣の稚貝をバラバラにした上でカゴの中で育てるため、一個一個の牡蠣が非常に大きく育ちます。

手間を惜しまず育てられた珠玉の一粒をお楽しみください。

 

そしてこちらが通常の殻付き牡蠣……と言いたいところですが

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大変申し訳ございません。通常の殻付き牡蠣(一斗缶、半缶、ばら売り)の取り扱いは、例年通り11月23日からを予定しています。販売開始まで今しばらくお待ちください。価格は

・殻付き牡蠣 一斗缶(約8kg) 7,500円

・殻付き牡蠣 半缶(約4㎏) 3,900円

・殻付き牡蠣 ばら売り1㎏ 900円 を予定しています。

 

続きまして、牡蠣加工品のご紹介です。

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リニューアルに伴い、冷凍商品の取り扱いを始めました。

 

・冷凍 蒸し牡蠣の天ぷら(20個入り) 500円(写真左側)

・冷凍 MSC球せいろ(130g) 400円(写真右側)

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どちらも牡蠣のむき身をふっくらと蒸した上で冷凍してありますので、料理等お手軽にお使いいただけます。

 

・冷凍 牡蠣スプレッド(75g) 740円(写真右上)

・冷凍 牡蠣ギョーザ(16個入り) 1,300円(写真右下)

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 スプレッドは牡蠣をペースト状にしたものです。パンなどに塗ってお楽しみください。

牡蠣ギョーザは下味がついていますので、タレなしでもお召し上がりいただけます。

※冷凍加工品をお買い求めの際は、お手数ですが保冷バックなどをご持参のうえお越しくださいませ。

 

・冷蔵 牡蠣の塩辛(90g) 1,400円

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牡蠣を塩辛にして瓶詰にした珍味です。

冷蔵品ですのでお買い求めの際は店員にお声かけください。

 

・牡蠣甘露煮(80g) 650円

・牡蠣みそ(130g) 540円

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ショウガの風味を利かせた甘露煮と、希少糖を使用した風味豊かな味噌です。

こちらは常温保存が可能です。

 

・ふりかき(20g) 260円

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 牡蠣のふりかけ、ふりかきです。

ごはんのお供にどうぞ。

 

・牡蠣炭酸せんべい(200g) 500円(写真左側)

炭酸せんべい(260g) 500円(写真右側)

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牡蠣の旨味たっぷりの炭酸せんべいです。

右隣の通常の炭酸せんべいはワケアリ商品なため、内容量が多めです。

 

・牡蠣の佃煮(130g) 700円

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 邑久町漁協女性部が一つ一つ手作りしています。

スタンプカードの交換対象商品にもなっています。

 

以上、取扱商品のご紹介でした。

この他、店内では虫明牡蠣の育成方法やMSC関連の取り組み、環境保全活動などのパネル展示を行っています。

簡易休憩スペースもございますので、近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。

住所:岡山県瀬戸内市邑久町虫明5165-196

岡山市内からはブルーライン虫明インターから東へ車で約3分(約2㎞)

・大阪、神戸方面からはブルーライン備前インター(片上大橋付近)から西へ車で約7分(約5㎞)

 

営業時間:8時30分~14時(牡蠣が売り切れの場合変更あり)

 定休日:毎週火曜日

電話番号:0869-25-1010

黒井山直売所新装開店のお知らせ

2020年11月6日(金)

道の駅黒井山グリーンパーク漁協直売店が、牡蠣専門店に生まれ変わってOPENします。

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営業開始日 11月6日(金)

営業時間 午前8時30分~午後2時

定休日 火曜日

電話番号 0869-25-1010

 

新型コロナウイルス感染症対策としてオープン記念イベントは行いません。

 また、例年11月23日(牡蠣の日)開催の「かき祭りイベント」は中止します。

 

※従来のスタンプカードはそのままご利用いただけます。

 

〈取扱商品〉

剥き身・殻付きかき・冷凍蒸しかき・かき関連の加工品など

 

 〈店内展示〉

邑久町漁協 かきの歴史

②漁協のさまざまな活動

MSC認証マークの紹介と認証取得まで

④シングルシード養殖、養殖かごの展示、成育記録など

⑤15分でわかる岡山かきのDVD

 

皆さまのご来店を心よりお待ちしております。

10/24 牡蠣供養

※今回カメラのレンズが汚れていたため、一部の写真に光の帯が入っています。

あらかじめご了承くださいませ。

 

10月24日(土)、恒例の牡蠣供養を行いました。

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牡蠣と、牡蠣に関わる御霊を鎮め、今シーズンの安全と豊漁を祈願します。

仲買会と漁業者の代表者、漁協の職員が参列しました。

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祝詞をあげていただいた後、榊を奉納いたしました。

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今シーズンの牡蠣の操業は10月29日(木)より始まります。

漁業者、職員一同、牡蠣への感謝を忘れず励んで参りますので、宜しくお願い致します。

 

10/17 アマモ種まき

10月17日(土)、毎年恒例のアマモの種まきを行いました。

まず手始めに、6月に採取し、袋に詰めて海に沈めていたアマモから種を採取します。

6月の活動についてはこちらをご覧ください。

jfoku.hatenablog.com

 

袋からアマモを取り出すと、こんな具合になっていました。

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6月に採取した草の形は見る影もありません。

ここに水を注ぎ、塊をほぐしていきます。

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ホースを握っているこの職員、余程今日が楽しみだったのでしょう。

ちょっとした時にカメラを向けるとノリノリでポーズを取ってくれるこのはしゃぎよう。

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楽しそうで何よりです。

閑話休題

 

塊をもみほぐしたあとはザルを引き上げ、

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下の容器に残った泥水の水を捨てていきます。

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ザルに残った繊維などは別途回収。

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そして容器に再び綺麗な水を入れて、

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攪拌し、濁った水を捨てます。

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この工程を繰り返すことで

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こんな具合にアマモの種が残ります。

ちょっとわかりにくいですね。

二粒ほど取ってみました。

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 こちらがお目当てのアマモの種。

説明を終えて作業スタートです。

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今回は二手に分かれて作業しました。

 

作業中、ザルの中を見ていたお子さんから嬉しそうな声が上がりました。

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何事かと見せてもらうと……

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かわいらしい小さなカニがいました。

こういった偶然の出会いも活動の醍醐味の一つだと思います。

 

そうしているうちにもアマモの種はどんどん集まってきていました。

こちらは集計途中の様子。

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和気藹々としつつ、

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真剣に取り組んだ結果……

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作業時間約1時間。アマモ45袋から10㎏ほどの種を採取しました!

その後、雨脚が強くなってきたため、希望者のみで種まきを行いました。

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小雨の中、皆様本当にお疲れさまでした。

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10/16 裳掛小学校二年生 町たんけん

風涼しく、秋晴れの空が心地よい10月16日(金)。

本日は裳掛小学校二年生の皆さんが、地域学習「町たんけん」の一環として邑久町漁協へ来られました。

一時間ほどの時間の中で虫明とカキの魅力をたっぷり伝えられるよう、組合長も参事も張り切って準備をしてきました。

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二階の大会議室にて社会的距離に気を付けながら授業スタートです。

組合長「皆さんに質問です。カキ、好きな人!」

「「「「「はい!!」」」」」

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元気よく手が上がりました。組合長と参事、カメラ担当も思わずにっこり。

もっと好きになってもらえるよう、前日に刷り上がったばかりの虫明カキポップをお配りしてみました。

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反応は上々。

生徒さんだけではなく、先生も興味深そうにじっくりと見てくださいました。

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それから、カキが育つまでの一連の流れを動画でご紹介。

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皆さん興味津々で見てくださいました。

 

カキの紹介を終えて、質問タイムです。

生徒さん、目をキラキラさせながら次々と質問をしてくれます。

「カキが育つのにかかる時間はどれぐらいですか?」

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「一年半から三年ぐらいですかねえ」

「おおーっ」

 

「あそこに飾ってある写真はなんですか?」

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生徒さん、会議室に入った時から気になっていたようです。

「歴代の組合長の写真です」

「一番右の人、見たことあるよ!」

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右側の一番新しい写真は、二代前の片山組合長のお写真。

先代の組合長のお写真はただいま準備中です。

 

まだまだ質問が飛び出してきます。

「カキのせいで魚が怪我したりしませんか?」

「一日何個ぐらいのカキを取ってるんですか?」

などなど……。

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矢継ぎ早に飛び出す質問に、回答する組合長と参事も段々熱が入ってきます。

「カキはじっとして動かないけど、魚は障害物を避けて泳げるから多分怪我はしないと思う。カキの方がエイなどに食べられることがあるから、逆にカキの方が怪我をさせられているかも」

「重さだと多い日は15トン。個数で計算すると……大体60万個ぐらいかな」

この答えには生徒さんだけでなく先生からも驚きの声が。カメラ担当もビックリしてしまいました。

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「ここではどんな魚がとれますか?」という質問も。

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これには岡山県で行われている漁の種類やよく水揚げされる魚などがわかりやすくまとまったパンフレットを見ていただきました。

 

そうこうしている内に時間となり、最後の質問です。

「一番おいしいカキの食べ方は何ですか?」

これには参事がお答えしました。

「色々な料理があるんですけど、一番のオススメはカキの味噌汁です。ぜひ、試してみてください」

 

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少しでも多くの、虫明とカキの魅力をお伝え出来たでしょうか?

二年生の皆さんにとって実りのある時間となったならば幸いです。

10/15 カキ試し剥き

10月15日(木)、本日はカキの試し剥きを行いました。

海域毎に少量のカキを水揚げし、殻を開けてカキの育成状況を確認することで操業開始日を決めていきます。

さて、今年のカキの成長はどんな具合でしょうか。

組合長と参事がドキドキ、そしてハラハラしながら見守ります……。

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トップバッターの海域は「北奥」と「内戸」。

どちらも餌が豊富な漁場で、漁師さんたちからの人気も高い海域です。

まずは「北奥」で採取したカキから。

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カキを剥いてくださっているのは組合長の奥様です。

手際があまりにも良く、いくら写真を取ってもブレブレに……。

カキの身を見た組合長からは「思っていたよりもイイネ!」とのこと。

今年はカキのへい死も少なさそうです。

 

お次は「内戸」。

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こちらは漁協の職員が剥いていきます。

その途中、職員から「おおっ!?」と歓声が。何事かと見てみると……

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なんと!真っ白でプルンとした大きな身が出てきました。見るからにおいしそう!

これには参事も大興奮、思わず記念撮影です。

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そうこうしている内に「北奥」のカキを打ち終えた奥様が「内戸」のカキ剥きに参戦。

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奥様曰く、「「北奥」よりも「内戸」のカキの方が殻が硬い」とのことでした。

 

少し休憩を挟んで、お次は「手かげ」と「前泊」のカキを剥いていきます。

ここからはお世話になっている仲買さん方も見学にいらっしゃいました。

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奥様が剥いている方が「手かげ」のカキです。

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こちらも少し殻が硬い様子。

剥いていると何度か茶色の水が出たようです。

これは海水にカキの餌となるプランクトンが多く含まれている証拠だそう。

じきに大きく育つのでは?と期待が膨らみます。

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一方「前泊」のカキ。職員が剥いていきます。

「殻はやわらかめだが身はしっかり入っている」との見解。

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身の良しあしを見極めるため、仲買さんたちの鋭い目が光ります。

そして一足先に「手かげ」のカキを剥き終えた奥様も参戦。

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剥きながら職員が呟きます。「今年はカニが少ないなあ」

剥き担当の職員の見立てによると、殻にくっついてくる小さなカニが少ない時はカキの身入りが良くなる気がするとのこと。

あくまで一個人の推測であるため真偽の程は不明ですが、今年のカキ操業も希望が持てそうです。

 

最後に、本日試し剥きした四海域のカキをそれぞれ並べてみました。

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今シーズンのカキ操業日が決まり次第、改めてご報告させていただきます。